社交ダンス教室と先生の選び方をどこよりも詳しく解説
社交ダンス教室は意外とたくさんの所にあり、選ぶのがなかなか難しいものです。
今回は、プロ社交ダンサーであり先生をしている私目線で、おすすめの教室選び・先生の選び方をご紹介致します!
習う前に知っておくべきお話
Q1. 男性は女性、女性は男性に習うものなの?
どの性別の方がどの性別の先生に受けても全然大丈夫です!
筆者(女)のお客様には、女性のお客様もたくさんいらっしゃいます♪
社交ダンスではリーダー(次のステップを指示する人)とパートナー(それを受ける人)に役割が分けられます。
多くの場合はリーダーは男性、パートナーは女性であることが多いですが、最近ではリーダー、パートナー共に同性でダンスをする「ラテンダブルス」というものも流行ってきています♪
習う際の最も多いパターンは男性は女性先生に習い、女性は男性先生に受けるパターンではあります。
しかし「女性ならではの動きは女性に習いたい」「なかなか最初から異性と組むのは抵抗がある」という方も多く、性別は特に気にしなくてもいい要素になってきています。
Q2. 身長などの体型は基準になる?
これも正直、身長や骨格の差などは、プロがしっかりと対応できるので特に気にしなくても大丈夫です!^^
女性の方が男性より背が高い場合もありますし、男性に比べてかなり背の低い女性である場合もありますが、それでも踊ることができますのでご安心ください♪
もしどうしてもこだわるのであれば、男性の方が女性よりやや高い方が組みやすいと言われています。
ただ、身長168cmの筆者(女)はヒールを履くと175cmくらいになりますが、私の男性のお客様の多くは私と同じくらいであったり、低い方もたくさんいらっしゃいます!
Q3. 一つの教室、一人の先生に習うもの?
美容室やネイルなどは通ったら一箇所に固定する方が多いですが、社交ダンスは複数の教室に通われているお客様も多いです!
先生により得意な分野が異なるので「色々な先生に習うことで知識をより深めたい」「色んな先生と踊りたい!」という方もたくさんいらっしゃいます♪
特に東京都心ではそういった方が多いような気がしますね。
では、ここからは実際に教室・先生選びのポイントを解説していきます!
まずはホームページを見てみよう
「社交ダンス ◯◯(地区)」などで検索すると、おそらくその地区の中にある社交ダンス教室が出てきます!
まずはそれで、ホームページを覗いてみましょう。
ホームページを見る際のポイントはこちら。
1. 料金体系が明確か
これは社交ダンス業界あるあるなのですが、多くの教室が、「ポイント制」を導入しています。
「回数券」をイメージしていただくと近いです。
先にたくさんポイントを購入していただいて、一回のレッスンごとにポイントが消化されていく、というシステムです。
ポイント制のメリットは、より多くのポイントを最初に購入すればするほど値段が多少割安になる、毎回の支払いの手続きの必要がなく楽である、といった面があり、業界では採用しているところが多いです。
ただ、ホームページには載っていないけど、実際にはポイントに有効期限が定められている場合も・・。
そうすると、引っ越しや、仕事が忙しく通えなくなってしまった際に有効期限が切れてしまい使い切れなかった、というパターンもあり得ます。
入会金が必要な場合が多い
入会金が必要な教室も多くあります!
入会金を支払ったり、ポイントを購入すると、もし習い始めてみてやはり別の場所に変えたい、引っ越しで継続できない、といった際に少し勿体無いかもしれません。
入会金のない教室も
最近では入会金無料、レッスン代もポイント制ではなく1回分のみの支払い、といったところも増えているので初心者の方にはそういった教室の方が気軽に受けやすいかもしれませんね。
当サイトを運営しているTomorrow Dance Club(トゥモローダンスクラブ)も同様です。
料金体系は、ぜひよく見てみてください!
2. スタッフの所持級を見てみよう
恐らくスタッフ紹介のプロフィール欄に、「ラテン◯級、スタンダード◯級」など、級が書かれています。
どの団体でも選手に大会での成績に基づいてランクを与えていて、E→D→C→B→A→SA級の順にランクが高い、ということになります。
各団体ごとに多少は異なりますが、SA級はチャンピオンであることが多いです。
社交ダンスの業界では、基本的にランクが上がるにつれてレッスンの値段も上がっていく事が多いです。
また、値段の他にも、例えば「ラテンA級、スタンダードC級」などとなっている場合、ラテンの方をメインで専攻していて、でもスタンダードも教えられる・「スタンダードA級」のみであれば、スタンダードだけを専攻していてラテンはあまり教えていない、という場合が多いです。
所持級はあくまで「目安」!
所持級はあくまでも競技での成績のランクです。
「踊りやすさ」「レッスンの分かりやすさ」に直結するものではないように思います。
どの級でも素晴らしい先生はたくさんいるので、目安として見ておくだけで十分かもしれません。また、値段も教室の方針により級により差がない場合や経歴や先生歴を基準にしている場合もあります。
この辺りはホームページをよくみたり、実際に問い合わせてみたり体験レッスンで聞いてみたりしないと分からないかもしれません。
3. 気になる先生がいたら、SNSを探してみる
気になる先生を発見したら、個人のSNSを探してみると、教室のホームページだけでは伝えられない人柄が見えてきます!
多くの先生が今の時代はInstagramやTwitterをしていますので、名前を検索すると見つけられるかもしれませんので、ぜひ検索していただいて、人柄をみてみるのも良いかもしれませんね。
4. ホームページは最新のものに更新されているか
最後に、これは一概には言えませんが、教室のホームページがある程度しっかりしているところは、教室の運営方法も時代に合わせてしっかり変化しているスタジオが多いです。
とはいえ、ホームページが古い教室は全て良くない、というわけでは勿論ありません。
それ以上に内部の先生同士での社交ダンスの技術向上やサービス向上に注力していてホームページまで手が回っていない、という場合もあります。
特に社交ダンス業界がSNSなどネット関係に注力し始めたのもつい最近のことなので、なかなかホームページを変えることに時間がかかっている教室が多いのも事実です。
ただ、この辺りは実際にスタジオに足を運び目で見てみないと分かりづらい所ですが、ホームページがどのように作られているのかを見るのは1つの選ぶポイントになるかもしれません。
さて、ここまでは「教室に行くまで」のポイントについてお話ししました。
しかしホームページだけで見ても、実際に足を運んでみないと見えてこない教室の雰囲気や先生の人柄もたくさんあります。
まずは体験レッスンを予約してみるのがどんなところなのか感じるには一番!
ここからは、「体験レッスンを受ける際に見るべきポイント」についてをご紹介致します。
教室の雰囲気を見る際のポイント
1. 清潔感
教室の清潔感はとても大切です!
玄関やフロア・鏡が綺麗か、お手洗いは綺麗か、受付は整頓されているか、などこういった細部にそのスタジオの意識の高さが現れてくると思いますよ。
何より、長い時間を過ごす上で「気持ちよく過ごせる」というのは嬉しいポイントですよね。
2. サービス面
あなたがスタジオに初めて来店した瞬間、「こんにちは!」と先生にしっかり挨拶をされましたか?全員がしっかり挨拶ができるスタジオは、教育がしっかり行き届いている場合が多いです。
また、何か分からないことがあった時に丁寧に説明してくれる先生がいることも大切!
そういった教室は実際に通い始めても、気持ちよく通うことができると思います。
3. どんなお客様が多いスタジオなのか
その教室により、いらっしゃるお客様の雰囲気は異なります。
和やかな雰囲気の方が多い教室もあれば、競技に出ることが目標の方が多く少しピリッとした雰囲気の教室、和気あいあいとフレンドリーな方が多い教室など、色んな雰囲気の教室があります。
ここに関しては好みもあると思います。
教室の運営や方針によるところも
総じてみると、教室としての方針がしっかりしていたり、しっかりとしている先生が多かったりする教室は明るくいい雰囲気であることが多いと思います!
この辺りは足を運んだり通い続けてみないとわかりづらいところではありますが、自分に合った教室であれば最初から雰囲気の良さを感じ取れる、居心地いい場所であることが多いと思いますので、ぜひその辺りも見てみてくださいね。
社交ダンス教室小話(あるある)
実は、人体模型やガイコツが置いてある教室が結構あります!笑
初めて見る方は皆様びっくりされますね。人体模型があるということは骨格や筋肉など、身体の仕組みをある程度勉強している先生がいる、ということの表れかもしれませんね。^^(お客様への説明で使うことも!)
ではここからは、先生を選ぶ際に見るべきポイントをご紹介します!
先生を選ぶ際のポイント
1. 言葉遣いや態度
人によって、しっかりと敬語を使う先生の方がいいのか、敬語だと固くなりすぎてしまうからフレンドリーに話してくれる先生の方がいいのか好みがあると思います。
話している中で節々にその先生の個性や在り方が出てくると思いますので、まずは話してみながらそのあたりを見てみましょう。
2. 感覚派?理論派?
これも男性脳、女性脳、などありますが、抽象的に大きなイメージで説明された方が分かりやすい方と、しっかり理論的に説明された方がわかりやすい、などあるかと思います。
先生により伝え方は大きく異なりますので、そのあたりも見るポイントになるかもしれません。
ただ、初対面では先生側も、お客様がどちらの方が分かりやすいのか短い時間で探ってみないと分からない、といった面もありますので、もし自身がこれまでの経験上理論派だろうな、感覚派だろうな、と思うところがあるのであれば先に伝えてみるのもいいかもしれません!
また、教え方が上手な先生は器用に使い分ける事ができます。
そういった先生だと一つのテクニックに関しても色々な言い回しができるので、おすすめですよ♪
3. 踊りやすいか踊りにくいか
そして何より1番大切なのは、踊りやすいか、踊りにくいか、です。
どんなに言葉で丁寧に説明されても、社交ダンスはペアダンスであるため、最終的には身体で覚える必要があります。
その際に、その先生と踊りやすいか踊りにくいかはとても大切になります!
整体を選ぶ際もそうかもしれませんが、相性の良い手や組んだ感じがあると思います。
もちろん初心者のうちは固くなってしまい、どの先生と踊ってみてもガチガチになってしまってそれどころではない!ということもございます。
が、相性の良い先生は「あ、踊りやすいかも…!」「なんか居心地いいかも」と、組んだ瞬間思えると思います(^^)
ぜひ組んで踊ってみた感覚を覚えておきましょう♪
以上になります!
いかがでしたか?
ぜひ、教室・先生を選ぶ際の参考にしてみてくださいね🎶
社交ダンスの魅力を広く知っていただけるよう、JDCプロラテンA級社交ダンサー、東海林・立花の2名でBallroom.jpを運営中!また、都内3拠点(日暮里・蔵前・表参道)の社交ダンス教室「トゥモローダンスクラブ」を運営しております。誰でも気軽に楽しめるスタイルをご提案していきたいと思います!